あけましておめでとうございます。 平成16年の新春をお健やかにお迎えになられたこととお慶び申し上げます。 私も、昨年は、公私共に多忙な年でありましたが、おかげさまで、何とか健康で新年を迎えることができました。ただ、国の内外の情勢は依然として不透明で不安な様相を呈しております。 ますます混迷のイスラエルとパレスチナやイラク戦争に加えて身近なところでは北朝鮮の核開発問題など国際情勢に絡んでの国内でのテロの脅威があります。 さらに、景気も一部には持ち直した感があるものの全体は依然として不況から抜け出していないといってよいでしょう。 企業はもとより行政も”改革”が叫ばれて久しく、競争の促進、効率優先、コスト削減などよりレベルの高い改革が不可欠となっています。 これらは、持続的経済・社会のためには当然必要なことであり、加えて全ての経済社会活動が環境に配慮されなくてはなりません。 しかしながら、より早く、より効率よく、よりコスト低減が優先されすぎてはいないでしょうか? この競争に勝つために、極度のコスト削減などが、工場などの大事故に繋がり、はたまた外国産を国産と偽ったりのごまかし商法などが氾濫しています。 また、これらの競争に負けたものは、自殺や犯罪に走るなどの社会問題となっています。 さらに、家庭では、親が満足な食事を作らずファーストフードを多用し、朝食抜きなど食生活の乱れが多く、この乱れた食生活が”切れやすい子供”の原因とも指摘されています。 最近、このようなことを考えるようになり、現在は趣味を通り越してのめり込んでいる”そば打ち”の存在が価値あるものに思えてきています。 粉から(蕎麦の栽培もしていましたが)食べられる”そば”になるまで、全て手作業で、美味しいそばを打つには気を集中させて、一切の手抜きは許されません。 自然と蕎麦料理にも興味を示して勉強中ですが、いかに良い食材を選ぶか、いかに手をかけて作るかで味は変わります。 手作りの良さが見直されてはいますが、この忙しない世の中ではなかなか浸透しません。 昨年は、加藤 憲会長を中心とする素人そば打ち集団「さいたま蕎麦打ち倶楽部」の仲間とともに、福祉施設訪問などのボランティア活動、伝統食文化としての”手打ちそば”の普及啓蒙活動ともなる各種そば祭りへの出店など多彩な活動を実践してまいりました。 また、昨年は、倶楽部の仲間の応援を受け、幌加内町で開催された「全国麺類文化地域間交流推進協議会公認 素人そば打ち4段位認定大会」に出場し、加藤会長とともに最高段位の4段を取得できました。 4段と入ってもまだまだ未熟であり、”より美味しいそば”が打てるよう今年も技術研鑽に励むとともに、「さいたま蕎麦打ち倶楽部」の仲間と一緒に社会奉仕活動をはじめ”手打ちそばを通じて人の輪(和)を広げる”活動を積極的に推進してまいりたいと思っております。 そして、少しゆとりのある生活を目指していこうと思っています。 昨年の倶楽部での活動などの画像を紹介いたしますが、どうぞ本年もよろしくご指導賜りますようお願い申し上げます。 平成16年元旦
手打ちそば人 阿 部 成 水 さいたま蕎麦打ち倶楽部 幹事長 倶楽部のHP http://members.jcom.home.ne.jp/sobauchi/ 全国麺類文化地域間交流推進協議会 認定 素人そば打ち 4段 日本東京スローフード協会 会員 |
さいたま新都心の彩の国街道で、毎月第3日曜日に「チャリティそばまちりin彩の国街道」を300食限定で開催し、収益は福祉施設訪問に使用させていただいています。(加藤会長のデモに見入る来場者)(昨年9回実施) |
03.9.4〜7まで北海道幌加内町で開催された「世界そばフェスタ」に地元北海道のそば仲間の協力を得て出店しました。 |
03.10.31〜11.3まで今市市で開催された「今市そばまつり」に北海道のそば仲間が出店し、応援に駆けつける。 |
03.12.6吹上町の経費老人ホームへ出張そば打ち(3回目) |
03.11.21・22 第1回さいたま市中央区区民フェスタに出店。会場でそばを打つ会員 | 区民フェスタでは、ご覧のとおり大勢の来場者で賑わいました。 |
児童養護施設「上里学園」訪問も6回目となり、子供たちからも毎回楽しみにしていただいています。 |
子供たちは、元気にいっぱい食べて満足です。 |
幌加内で、開催された4段位認定大会で、加藤会長とともに合格しました。 |
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