第12回 幌加内新そばまつり参加 平成17年9月3日(土)4日(日)の2日間、北海道幌加内町で恒例の「新そばまつり」が開催されました。 私は、このまつりは4回目ですが、「全麺協素人そば打ち3段位認定大会」が実施され、所属のさいたま蕎麦打ち倶楽部から4人挑戦するので、昨年に続いて地元の友人の出店するブースのお手伝いを兼ねて幌加内に入りました。 |
8月上旬にそば大学で同町を訪れたときは、一面にそばの白い花が咲き乱れていましたが、花は終わりに近づいて収穫間近を思わせる風景です。 | ![]() |
このように、花の下には黒い実が付いています。 昨年は、この祭り終了直後に襲われた台風18号の強風で、幌加内町全体で8割近くの蕎麦の実が飛ばされて大きな義害を蒙りました。 そのため、昨シーズンは玄そばの値が上がり、そば粉にして平均200円ほどの値上がりは玄人ならず、我々アマチュアにも大きな痛手となりました。 今年は大きな被害が無く豊作であることを祈りつつ幌加内を離れたら、台風14号が北海道を直撃しました。 通過後、友人に伺ったところ、「今年は昨年ほどの強風ではなく大きな被害はないようだ」とのことで一安心したところです。 |
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幌加内町は、そばの作付け面積日本一(平成16年 2,435ha)の町で、”そばの町幌加内”は全国的に定着しています。 この新そばまつりも12回目で、平成15年の第10回は「第10回日本そば博覧会&世界そばフェスタ」を開催し、幌加内をアピールしました。 人口僅か2000人の町に、2日間で3〜4万人の来場者が来る北海道最大のそばイベントです。 会場は幌加内町役場を中心に「全国そば食べ歩きコーナー」をはじめ、郷土芸能・歌謡ショーなどのアトラクション、飲食・物販の屋台が多数並び老若男女が楽しめる企画となっている。 |
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そば食べ歩きコーナーは、共用の食事テントを取り巻くようにブースが並び、お客さんは各ブースから購入したそばをここの場所でいただく形式です。 したがって、下膳は実行委員会に雇われたアルバイトが行い、食器は集中洗い場で洗浄後各ブースに戻されるというシステムです。 |
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私は、昨年から地元の友人達が出店する「白樺」というブースのお手伝いをしています。
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昼は、主にこの一角でそば打ちのデモンストレーションを行います。 | ![]() |
まつりで提供するそばは、各ブースごとにそば打ち場が確保されます。 私達は、祭り会場の近くにある農業倉庫が打ち場です。 この倉庫には、4団体が入っていますが、顔なじみの人たちが多く、このようなところでそば打ち人同士が交流するのは大変有意義です。 通常、朝4時起床で、4時半頃から打ち始めて、お客さんのピークとなる昼前には打ち終えてブース内の応援に回ります。 私でも、こことブースのデモで1日1.5k玉で10〜15玉打ちます。 |
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初日の晩には、出店者、3段位認定大会出場者などまつり関係者の歓迎レセプションがあります。 このレセプションで各地の素人・玄人のそば打ち人が交流をするのは楽しいものです。 ところで、初日午後に、「第1回全道素人そば打ち団体交流大会」が開催され、友人に誘われて私も出場しました。 A組(2段以上の構成)とB組(初段以下)の2組で各組7チーム出場しました。 私達は「そばと日本酒の会」という名称で出場し、見事”優勝”の栄に浴しました。左から鈴木美奈子さん(こね)、鈴木正光さん(切り)私(延し)、鈴木春雄さん(水回し)で、レセプション会場で表彰されたときの画像です。 |
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翌4日は、3段位認定大会です。 さいたま蕎麦打ち倶楽部から菅野 博、田中正美、藤間英雄、野島靖夫の4氏が挑戦しました。 やはり、3段となると、地方大会の初段・二段大会とは違いレベルも高いので緊張した雰囲気が漂います。 左は、3組目に出場した藤間氏(ゼッケン25番)の熱演。 |
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4人とも大きな失策はなく、先ずはホッと一息ですが、 「今年の審査は特に厳しそうだ」などのうわさも流れ、 審査発表までは落ち着きません。 いよいよ待ちに待った発表で、氏名が呼ばれるたびに歓声とため息が混ざります。 さいたま蕎麦打ち倶楽部の4人は見事全員合格です。 さらに、藤間氏(画像の中央で2枚賞状を持っている)が優秀賞に輝いたのです。(最優秀賞1名、優秀賞2名) ここに来るまでの不安も消えて明るい笑顔で記念写真に納まりましたが、なんといっても、4人が積み上げてきたこれまでの猛練習の成果です。 審査結果は、受験者60人、合格者46人、合格率 76.6%でした。
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認定会、まつりも終わり、町内の成和温泉で気持ちのよい汗を流した後旭川市へ移動し、市内のビアホールで祝勝パーティを5人で開催しましたが、その乾杯のビールの美味しさは言葉で表現出来ないほど美味しい味でした。 翌日、関東地方は台風の影響で大雨のようでしたが、こちらはご覧のように爽やかな秋晴れの中を、美瑛方面を散策して午後、旭川空港から北海道に別れを告げたのでした。 美瑛のケンとメリー木の前で |
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