捏ね鉢

捏ね鉢1

現在、最も利用している木鉢で手製である。

1.5k〜2.0k玉まで可能

外寸 直径 600mm 高さ 190mm

内寸 直径 540mm 高さ 170mm

材質は銀杏で本漆塗り

世界中で唯一つの大事な宝物となっている。

 

 

平成10年10月

埼玉県秩父郡大滝村にある「彩の国ふれあいの森 森林科学館」で地元専門家の指導により、1泊2日で木鉢作りに挑む。

先ず、2種類の”ちょうな”という手斧のような道具を使って粗彫りし、その後、鑓かんなで丁寧に円く削っていく。

とにかく、専門の道具がなければとてもできる代物ではない。
2日間で腰は痛く、右手は握力がほとんどなくなっていた。

(手拭の鉢巻をして木屑だらけになって鑓かんなを操っているのが私です。)

その後、自宅へ持ち帰ったものの、とても塗りに出すまでいかず、しばらく車庫に放っておいたが、2年後に再挑戦する仲間と一緒に森林科学館まで行って仕上げた。

画像でも分かるように、2箇所にひび割れがあり、素人の漆塗りは無理と思い、群馬県上野村の専門家に依頼することにした。

他の仲間は、木目を活かした刷毛漆だが、私のはひび割れを漆で補強し、さらに、麻布を張って漆を塗るので”本漆”となり、完成まで1年半待つこととなったが、それだけの価値はあったと思う。

捏ね鉢2

手製の2尺鉢が完成するまでは愛用していた鉢

外寸  直径 560o  高さ 170o

内寸  直径 480o  高さ 155o

材質は栃で、刷毛漆塗り

群馬県上野村のウッディ上野村伝統工芸館で購入

1.5kまで可能だが、ちょっと苦しい。

捏ね鉢3

少量のそば打ち、特に、1kまでの更科粉用である。
(更科は熱湯を使うので、漆塗りはもったいない気がする。)

外寸  直径 455o  高さ 110o

内寸  直径 420o  高さ 105o

樹脂製

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